新型コロナウイルス感染症の影響で、エッセンシャルワーカーについて注目が集まりました。
エッセンシャルワーカーとは、「essential:必要不可欠」の意で、社会基盤を支えるために必要不可欠な仕事に従事する労働者を指します。
特に医療従事者がフォーカスされましたが、我々建設業もまたその一員です。
社会に必要とされることを誇りに思う反面、その注目のされ方は必ずしもポジティブなものではありませんでした。
屋外での仕事が中心の建設業は、かねてより3K(キツイ・汚い・危険)と敬遠されてきました。
リモートワークやフレックスタイムなど、働き方が多様化する中、エッセンシャルワーカーへのリスペクトの機運が高まっても、職業選択の選択肢としては挙がりづらい。
「身体的に負担が多い仕事だと思う」「休みがとりづらく大変そう」などの理由からです。
しかし、社会インフラの整備や建設に携わることで、自分の仕事が地域の人々の生活を豊かにする役割であることに、強い使命感や働く意義を見出す方もいらっしゃるはずです。そのような熱意のある人にとっては魅力的な仕事と言えるでしょう。
私たちは、そういった熱意ある人を、共に働く仲間として受け入れ、技術や経験を惜しみなく伝える準備があります。
一方で、IoTの導入によって、例えばAIカメラやセンサによって列車の接近を感知し、確実に一定時間前に退避指示が出せるようになれば安全性と作業効率の向上につながるでしょうし、ドローンによって複数地点の監視・点検ができるようにすれば労働時間の短縮につながるかもしれません。
技術や経験の継承を大事にする一方で、新たな技術革新に機敏に対応する柔軟性も持ち合わせていたい。
守るべきは守り伝え、新しい技術に果敢に取り組む。
「不易流行」
社名に込めた想いの一つです。