タイタンパーによる突き固め作業は、一見しただけでは「何をしているのか?」「どんな効果があるのか?」
イマイチわかりづらい。。。
このショート動画は、まくらぎ交換時の突き固め作業です。
まくらぎを埋戻す際に、スコップでまくらぎを持ち上げるようにして、下部に砕石を詰め込んでいき、概ね元の高さまで戻すのですが、このままでは砕石に隙間が多い状態です。
そこでタイタンパーという振動機を用いて、砕石をまくらぎ下部に押し込むように振動させながら、砕石の隙間を無くして密な状態にしていく作業が突き固めです。
密な状態になるにつれて、砕石の表面が下がっていっていきます。
動画ではその様子がよく分かりますね。
このタイタンパーという「耳慣れない」&「見慣れない」機械ですが、その重量は30kgほど。
持ち上げてはブッ刺しを繰り返し、おまけにブルブルと振動します。
見た目に反して、かなりの重労働(らしい) 私web担は未経験ゾーンです。
さて、「これは分かりやすい動画が撮れたぞ」とまくらぎ交換時の突き固め作業を紹介しましたが、補足を少々。
電車が繰り返し通過することで、まくらぎ下部の砕石がすり減ったり割れたり、あるいは道床(砕石)が緩んで広がったりするため、徐々にまくらぎ下部に隙間が生じてきます。
まくらぎはレールに固定されているので、極端に言えば、まくらぎがレールにくっついて宙に浮いているような状態になるのです。
これを補修するのが突き固め。
タイタンパーによる道床突き固めは、軌道補修のメインなのです。